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お墓にかかる費用

お墓購入に要する費用は、主に「墓地永代使用料」「墓石代金」「管理費」の3つです。 霊園や石材店のパンフレットや、新聞折込チラシなどの価格で、永代使用料と墓石代金を合わせた「墓石一式○○万円」と表記される場合もありますが、「一式の中に何が含まれているのか」をしっかり確認しておきましょう。

墓地永代使用料

永代使用料とは永代使用権を購入する代金で、永代使用権とはその土地を永代にわたって使用する権利のことです。所有権の取得ではないので、不動産取得税や固定資産税などの税金は一切かかりませんが、第三者に譲渡したり、墓所以外の目的に使用することはできません。また、所有権ではないので、長期間の管理費滞納、承継者不在などの事由により、使用権が取り消されるケースもあり、その場合には、更地にして無償で返還しなければなりません。

墓石代

「墓石の本体の費用」「外柵・納骨棺(カロート)の費用」「施工費」の3つを合わせて墓石費です。 「墓石の本体の費用」は、「墓石の種類」「石の使用量」「墓石の加工費」の要素があり、特に墓石の種類やデザイン・加工によって価格が変わります。

管理料

管理料は、霊園・墓地内の施設の維持・運営管理(参道整備、水道設備、駐車場、緑地、墓地清掃など)の用途に使用される費用で、定期的(年一括、3年一括など)に支払います。管理料は永代使用料を支払った時点、つまり契約時点から発生することが多いため、納骨や墓石工事が完了していなくても、管理費を負担する必要があります。また、管理料は、墓地の共有スペースの管理に充てられるもので、個人のお墓の掃除、メンテナンスをするための料金ではありません。